米を原料に醤油づくり!?酒蔵とタッグSDGsな醤油店 無駄な廃棄なしアップサイクル(安来市)

TSKさんいん中央テレビ

引用:山陰中央テレビ

地域で資源を循環させる醤油づくりが今注目されています。いわゆるSDGsの取り組みが島根県安来市で取り組まれています。新しい技術を通して資源を無駄せずに日本酒から醤油を作りだします。

絞りだされる醤油。この醤油の原料は米です。醤油は、大豆や小麦を原料に作られますが、安来市にある大正屋醤油店では去年8月から米から作る醤油を販売しています。アレルギーの人に向けグルテンフリーが特徴です。その名も「純米しょうゆ」(200ml・540円)発売から一年が過ぎ、リピーターも多く約2万本を売り上げました。

大正屋醤油店・山本周作専務:

「資源を有効に使いたいということと、アレルギーを持つ人に食べてもらいたくて開発しました」

柳瀬 友美カメラマン:

「この醤油の原料になっているのが糠です白糠です。触るとさらさらとしてやわらかいです」

白糠は、精米の際に深く削ると出る糠。この白糠と日本酒を絞る時にでる酒粕が、純米しょうゆの原料になっています。使用する量は、酒粕と糠それぞれ年間約4トンにのぼります。仕入れ先は市内の酒蔵で、県内一となる年間約15万本の出荷量を誇る吉田酒造です。

吉田酒造・吉田智則代表:

「市内の業者さんなので連携は嬉しい。酒から出る糠や粕を使ってさらに商品といのうは嬉しいこと」

酒米を削った時にでる大量の糠を様々な方面に活用していました。

杜氏・足立孝一朗さん:

「これが一番外側の糠。これが中糠ですね。この辺は牛の飼料に混ぜたりとか…」

醤油だけでなく牛の飼料や酒米の契約農家の除草剤にも使用していました。島根県では、日本酒を作る際に年間約190トンの酒粕が出るということですが、約半分が廃棄。この酒蔵ではしょうゆ作りに活用するだけでなく、さらに酒粕から焼酎を作っています。その際に年間14トンの酒粕を使用します。無駄な廃棄はないといいます。

大正屋醤油店・山本周作専務:

「近くから運ばれるから輸送コストもかからない。月山さんは酒がいいので良い醤油ができる。リサイクルというよりアップサイクルしているという感じになっているのかな」

大正屋醤油店も吉田酒造も、地元安来の米や大豆を使用し商品を製造。その時に出る副産物の二次利用もまた地元で行います。単なる循環ではなく、新しい商品へとアップサイクルを重ねながら原料の循環が行われていました。安来を舞台にしたSDGsでさらなる発展を狙います。

山陰中央テレビ

大正屋醤油店

大正屋醤油店は島根県安来市に本店を構える醤油、味噌専門店です。
醤油、味噌は産地や製法によって、醤油、味噌の特徴は実に様々です。

大正屋が製造するお醤油は昔ながらの杉桶で時間をかけ醸造され、まろやかな味が特徴です。

醤油や味噌は自然の摂理に沿って発酵、熟成するため、その年の気候によってお醤油や味噌の発酵の具合は変わります。
お客様には毎年同じ味の醤油、味噌をお届けするのが専門店の役目です。

大正屋では多くのお客様とお話をしながら醤油、味噌をおいしくしていきたいと考えています。
お客様より「美味しかったよ!」と言っていただける商品のご提供を目標としております!

とくに製造部門におきましては、「美味しさ」「品質向上」の追求にスタッフ一同、賢明に仕事へ取り組んでおります。

ご要望、ご意見、ご質問等ございましたらお気軽にお問合せください。

引用:大正屋醤油店

吉田酒造

吉田酒造が目指す酒蔵像

future

line

日本酒の登竜門として

吉田酒造では、島根の銘水百選に指定された超軟水の仕込み水と
地元の契約農家で栽培した良質な米を使う事でフレッシュで香り高く
キレのある酒を仕込んでいます。

日本酒は美味しい。難しく考えずとも感じて頂ける、
日本酒の登竜門としての立ち位置を目指しています。

日本酒がお好きな方はもちろん、これから試したいと思っている方にも
是非お試し頂きたいお酒です。

〜縁を結ぶ酒「月山」〜

日本では古来より、神事の最後にお酒(御神酒)頂く習慣があります。
お酒は人と神様を結ぶコミュニケーションツールだったのです。
今でもお酒は人と人とを繋ぐコミュニケーションツールとしての
役割があります。

月山は皆様のコミュニケーションツールとして、皆様のご縁を結ぶ
お酒としてを飲んで頂きたいと思っております。

料理の引き立て役に、家族でのお食事に、大切な記念日に、
手にして頂けると喜びます。

月山の酒造り

様々なシーンに対応する懐の広さ

2016年には「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2016」に出展しました。
日本酒をワイングラスで飲む事で「香り」と「見る楽しさ」を引き出し
日本酒の魅力を広めていこうという賞です。
月山は最高金賞を受賞いたしました。

またフレッシュで華やかな飲み口で、和食以外の料理との相性も良い事から
海外の方にも評価が高く、輸出も行っています。
アメリカ、香港、台湾、シンガポール、イタリア、オーストラリア、
ベトナム、ウガンダ、タイの9か国でお楽しみ頂けます。

様々なシーンに合う懐の広さも月山の魅力です。
従来の形にとらわれず、楽しんで飲んで頂けると喜びます。

島根の日本酒として

米どころである島根県はたくさんの酒蔵があり、それぞれに個性のある酒造りを続けています。お客様に美味しい日本酒をお届けするべく、
島根県の日本酒のレベルを上げていく事が大切だと考えています。

「選んでよかった」と満足頂ける酒造りを続けていきたいと思っております。

引用: 吉田酒造

月山富田城跡

月山の一帯にあり、山陰・山陽十一州を手中に収めた尼子氏歴代が本城とし山陰・山陽制覇の拠点とした月山富田城は、その規模と難攻不落の城として、戦国時代屈指の要害でした。また艱難(かんなん)辛苦に耐える悲運の武将・山中鹿介の出た城として有名です。
 この城を築いたのは、保元・平治のころ(1156~1159)、平家の大将悪七兵衛平景清であると伝えられていますが、その他に佐々木高綱や同義清などの諸説がありいずれも明らかではありません。しかし築城は長寛から文治年間(1163~1189)の頃と推定されています。

 難攻不落の要塞城と言われており、主家への忠義を貫いた山中鹿介の銅像や供養塔、随所に残る石垣や石畳の古道が往時の面影を伝えています。1934年に国の史跡に指定され、2006年には「日本名城100選(65番)」にも選ばれています。

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