みらいのために豊かな海を守る。漁業創生への取り組み。
天然魚プロジェクト
日本の天然魚を将来に渡って手軽に食べて頂きたいと、2010年から取り組んでいます。これまでに100を超える漁港様にご協力を頂いています。

くら寿司のSDGsの取り組み

つくる責任 つかう責任

限りある資源を有効に活用した循環型社会の形成に向け、漁師さんと行う「魚育プロジェクト」や、お客様への「My箸割引」など“一緒にできること” で活動の輪を広げています。

天然魚魚育うおいくプロジェクトとは?

限られた水産資源を守るために2019年6月からスタートした、大手回転寿司チェーンでは初めての取り組みです。
「一船買い」の定置網にかかった未成魚を寿司ネタにできるサイズまで育て、最終的には商品価値の高い成魚として出荷することを目指しています。

定置網に入った未成魚を集めて畜養する取り組み

一船買いを進めるにあたり、課題だったのが未成魚の有効活用でした。一船買いの定置網には、未成魚という“魚の子ども”も一緒にかかってしまうため、無料同然で市場で売買されるか、海に戻してもその多くが他の魚や鳥に食べられてしまうのが現状です。くら寿司では、こうした未成魚をすり身にして、ねり天やコロッケなどの材料にするなど有効活用していますが、用途としては限られています。

そこで取り組んでいるのが、天然の未成魚を人工の生けすで育てる「畜養」です。
愛媛県魚島と香川県小田漁港で獲れたハマチやマダイの未成魚を養殖用の生けすに入れて、養殖魚用の餌を与えて育てます。最初は見慣れない餌をなかなか食べようとしない未成魚たちですが、同じ生けすに“先生役”として養殖魚を混ぜることで、餌を食べる様子を目にした未成魚たちが次第に餌を食べるようになります。
1年から1年半ほどかけて育て、寿司ネタとして出荷することを目指しています。

国産天然魚を丸ごと買い取る「一船買い」

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